海外登山|カナディアンロッキーでハイキングするための基礎知識

海外で登山してみたいけど、何から始めればいいの?

そんな方に向けて、私が実際に歩いてきたカナディアンロッキーを例に、初めて海外で登山やトレッキングをするときの準備から、現地で安全に歩くために知っておきたいことまでまとめました。

航空券や宿はもちろん、登山口までどうやって行くのか、地図はどうするのか、海外旅行保険は必要なのか。私も初めて海外で山を歩いたときは、ひとつずつ調べながら準備しました。山を歩く以前に、考えることがたくさんあります。

Table of Contents

行きたい山・トレイルを探す

まずは歩いてみたい場所を探します。海外登山といっても、本格的な登山だけではありません。
数時間で歩けるハイキングから、一日かけて歩くトレイル、山小屋泊やテント泊をしながら歩くロングトレイルまで、楽しみ方はいろいろあります。

行きたいトレイルを探すときは、海外のブログも参考になります。「Canadian Rockies hiking」など英語で検索すると、日本語ではあまり紹介されていないトレイルが見つかることも。当サイトのMountainsでも、実際に歩いたトレイルを紹介しています。

気になる場所を見つけたら、距離や標高差、アクセスなどの詳しい情報は公式サイトや地図で確認しましょう。

・距離
・標高差
・最高地点の標高
・難易度
・所要時間
・ベストシーズン
・登山口へのアクセス

同じ10kmでも、ほとんど平坦な道と標高差800mの道では大変さがまったく違います。
カナディアンロッキーでは、Parks Canadaの公式情報AllTrailsをよく使います。
AllTrailsは距離や標高差がわかりやすく、最近歩いた人の口コミから雪や泥などのトレイルコンディションを確認できるのも便利です。ただし、難易度や所要時間はあくまで目安。

ひとつの情報だけで判断せず、公式情報や地図なども合わせて確認するようにしています。

All TrailsのWebサイトをGoogle翻訳して利用すれば、日本語でも確認できます。アプリもおすすめ。

現地での移動手段を調べる

カナディアンロッキーには、車がないとアクセスしにくい登山口がたくさんあります。
行きたいトレイルを見つけたら、レンタカーで行くのか、バスやシャトルを利用できるのか、駐車場や事前予約が必要なのかまで確認しておきましょう。

いろいろな場所を歩きたいなら、レンタカーが便利です。私はレンタカーを探すときにTrip.comも利用しています。

もし運転に不安がある場合は、現地ガイドツアーを利用するのも一案です。
また、シェアライドサービスも利用できるかもしれません。こちらの記事でも紹介しています。

パスポート・ビザなどの入国条件を確認する

海外へ行くなら、パスポートの有効期限や渡航先の入国条件を確認します。
国によっては、ビザや電子渡航認証などが必要です。

カナダの場合、日本国籍で空路で観光や短期滞在する際は、基本的にeTA(電子渡航認証)が必要です。
渡航方法や滞在目的によって必要な手続きは異なるため、出発前にカナダ政府などの公式情報を確認しましょう。

航空券と宿泊先を予約する

行きたいトレイルとアクセス方法がわかったら、航空券や宿泊先を予約します。
登山旅行では、「観光に便利な場所」だけでなく、登山口へのアクセスも考えて宿を決めると動きやすくなります。車がなければ公共交通機関との相性も重要です。

カナディアンロッキーなら、バンフ、キャンモア、レイクルイーズ、ジャスパーなどが拠点になります。

人気のハイキングエリアでは宿泊施設がすぐ満室になることも。早めの予約が安心です。
特に夏のカナディアンロッキーの人気キャンプ場は予約受付開始後すぐに埋まることも。

海外旅行保険を確認する

海外で登山するなら、保険の補償内容も確認しておきたいところです。

一般的な海外旅行保険でもハイキングが対象になる場合がありますが、登山の内容や標高、使用する道具などによって対象外になることがあります。

海外では救助や搬送に高額な費用がかかる可能性もあります。

「海外旅行保険に入ったから大丈夫」ではなく、自分が予定している登山が補償されるかまで確認しておくと安心です。

持ち物チェック・登山装備リスト

基本的な登山装備は、日本とそれほど変わりませんが、現地の環境に合わせることが大切です。
カナダの山は天候の変化が激しく、夏でも雪が降ることも。しっかり準備しましょう。

  • レイヤリング(ベース・ミドル・アウター)
  • 防水ジャケット・パンツ(雨具)
  • トレッキングシューズ(防水・グリップ力のあるもの)
  • 帽子・サングラス・日焼け止め
  • 水筒・行動食(浄水フィルター)
  • 地図・コンパスまたはGPS(スマホアプリでもOK)
  • ベアスプレー(ロッキーでは携帯推奨。一部エリアでは必携)
  • 虫除けスプレー(個人的には6-7月は必須!)
  • ファーストエイドキット
  • トレッキングポール(地形によってはおすすめ)

ロッキーの山は特に岩がゴロゴロした地形が多いです。トレッキングポールがとても便利でした。

海外登山で気をつけたいこと

Wildlife / 野生動物

カナディアンロッキーには、グリズリーベアとブラックベアが生息しています。ベアスプレーを携帯しましょう。
ザックの奥ではなく、すぐ使える位置に持ちます。現地で購入することもできますが、帰りの飛行機に持ち込みもできないので、おすすめはレンタルです。

ただし、ベアスプレーを持っていればそれで安心というわけではありません。周囲に注意し、必要に応じて声を出して自分たちの存在を知らせるなど、突然クマと遭遇しないための行動も大切です。

野生動物の活動によってトレイルが閉鎖されたり、グループ人数などに規制が設けられたりすることもあるので、出発前にParks Canadaの最新情報を確認しましょう。

クマ以外にも、エルクやビッグホーンシープ、マウンテンゴートなど、さまざまな野生動物が暮らしています。見つけても嬉しくて近づかず、十分な距離を取ります。

ここは野生動物が暮らしている場所に、私たちが入っている。
ロッキーを歩くようになってから、以前よりそう感じるようになりました。

気象変化に柔軟に対応できるように

山の天気は変わりやすいです。天気予報やGPS機能のあるアプリが便利です。また、日本と違うのが日の入りの時間。日本の常識では考えないようにしましょう!

誰かに予定を共有する

携帯電話が圏外になる場所も珍しくありません。
出発前に、「どのトレイルを歩くのか」「何時ごろ戻る予定なのか」を家族や友人などに伝えておくと安心です。

スマホで地図を見る場合は、オフラインでも確認できるように準備しておきます。

登山道でのルール・マナー遵守

基本的なところは日本と同じ。

トレイルから外れない。
ゴミを持ち帰る。
植物を採らない。
野生動物に近づかない。

その土地の自然を守るためにも、現地のルールを確認して歩きます。

カナダはSmall Talk文化が根付いているので、すれ違う時にはHelloやHow’s it going?などの挨拶ができると素敵です!

海外の山を歩いてみよう

海外登山というと、最初は少し難しく感じるかもしれません。
でも、やることをひとつずつ分けてみると、基本は日本で山へ行くときとそれほど変わりません。
そこに、その土地ならではの気候、交通、野生動物、ルールを加える。

海外の山を歩く面白さは、景色だけではなく、日本とは少し違う自然や文化に出会えることでもあります。しっかり準備をして、一歩踏み出してみてください。

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