カナナスキスを歩く|まだ知らないカナディアンロッキーの世界

カナナスキスって…?どんなトレイルがあるの?

バンフやレイクルイーズだけが、カナディアンロッキーじゃない。
キャンモアから少し南へ走ると、Kananaskis(カナナスキス)と呼ばれる広い山のエリアがあります。

同じロッキーでもKananaskisはちょっと違った雰囲気。
まだ未舗装路も残り、自然が色濃く、動物たちにもよく出会います。

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Kananaskis Countryって?

Kananaskis Countryは、ひとつの国立公園の名前ではありません。
州立公園やWildland Provincial Park、レクリエーションエリアなどが集まった、とても広い山岳エリアです。
Banff National Parkとは違い、主にAlberta州によって管理されています。Canmoreに近いBarrier Lake周辺から、Spray Valley、Kananaskis Lakes、さらに南のHighwood Passまで。
少し奥へ入っただけで、景色が一気に山そのものになります。

※Kananaskis CountryとBow Valleyの対象エリアに車を駐車する場合は、基本的にKananaskis Conservation Passが必要です。

もう一度行きたいカナナスキスのトレイル

Ptarmigan Cirque

距離
約 4.5 km
(ループ)

標高差
約 230 m

所要時間
約 2 時間

Kananaskisで好きなのが、Highwood PassにあるPtarmigan Cirque(ターミガンサーク)。
歩き始めは森の中。でも、少し標高を上げると木々が低くなって、その先には大きな岩壁に囲まれたカールが広がります。

Ptarmigan Cirqueのループは約4.5km。決して長いトレイルではありません。
それでも、「こんなに少ししか歩いていないのに、もうここまで来られるの?」と思うくらい景色が変わる。

このトレイルはInterpretation trailとして紹介されていて、トレイル上にロッキー高山帯の地形や、植生、動物などを紹介する説明板が順々に出てきます。氷河が削った地形や、森林限界に生きる木々、秋になると黄色くなるラーチなど。短いトレイルの中にロッキーの魅力がきゅっと詰まってる、そんなトレイルです。

そうそう、このトレイルで雷鳥、オコジョ、ピカ、リス、ビッグホーンシープなど、たくさんの動物にも出会いました。

※Highway 40のHighwood Pass周辺は、通常12月1日〜6月14日まで冬季通行止めとなります。訪問前に道路状況をご確認ください。

Prairie View Trail

距離
約 13 km
往復

標高差
約 450 m

所要時間
約 4.5 時間

CanmoreからKananaskisへ入っていくと、比較的早い段階で現れるのがBarrier Lake。
道路からも見える大きな湖ですが、Prairie View Trailを登ると、その湖を上から見渡せます。
森の中をしばらく登っていると、途中から視界が開いて、足元にBarrier Lakeの青が現れる。

Prairie View Trailは、Barrier Lake側からViewpointまで片道約6.6km。
Alberta Parksでは通年利用できるトレイルとして案内されています。
Kananaskisというと、どうしても奥地にある大きな山を想像するけれど、ここはもっと身近。そこが好き。

Tent Ridge Horseshoe

距離
約 10.5 km
ループ

標高差
約 800 m

所要時間
約 5~6 時間

Tent Ridgeは、Kananaskisで歩いた中でも特に「山の上を歩いている」と感じた場所。
森を抜けたあと、目の前に現れるのは一本の長い稜線。
そこから先は、ピークをひとつ登って終わりではなく、山の形に沿うように稜線をつないで歩いていきます。

振り返ってみるSpray Lakes。やっぱり稜線歩きって気持ちがいい。この高度感と目の前に続く道。

途中には手を使って登る場所もあるし、標高差も大きい。
でも、その分だけ、歩き終わったあとに残る景色も大きい。

Sarrail Ridge

距離
約 11.5 km
往復

標高差
約 1,030 m

所要時間
約 5~7 時間

Upper Kananaskis Lakeから森の中を歩いていくと、Rawson Lakeに着きます。
山に囲まれた静かな湖。Rawson Lakeの奥から、今度は一気に斜面を登っていきます。
なかなか急。でも、稜線に出て振り返ると、それまで湖のそばから見ていた景色が一気に変わります。

すぐ下にはRawson Lake。リッジに乗るとその向こうには、Upper Kananaskis Lake。
カナナスキスの壮大な雰囲気、そして静かな雰囲気を楽しめます。

Mist Mountain

距離
約 10 km
往復

標高差
約 1,250 m

所要時間
約 5~7 時間

Mist Mountainは、山を登る山。最初はまだ緑の斜面だったのに、上へ行くにつれて足元の色が変わっていく。
木がなくなり、草も少なくなり、最後には岩と空の世界になる。

ロッキーにいると、灰色の岩肌をむき出しにした山を毎日のように見ます。
でも、その山の中を実際に歩いてみると、下から眺めているときとは印象が違う。
目の前にするとその迫力や偉大さを感じます。なんて美しくて威厳があるって。

「ロッキーって岩の山なんだな」と、当たり前のことを改めて感じます。
Kananaskisの中でも、ロッキーらしさを感じれる山。

標高差が大きく、体力が必要です。
温泉まで向かうトレイルも人気。この景色の中で温泉に入れるなんて。
温泉を訪れる場合は、水着を持参し、ほかの利用者にも配慮して楽しみましょう。

※距離・標高差・所要時間はMist Mountain山頂までの目安です。温泉へ向かうルートとは異なります。

これから歩きたいトレイル

Kananaskisには、まだ行っていない場所がたくさんあります。
だからこれは、いつか自分で歩いてみたい場所。

Pocaterra Ridge

特に秋に歩きたい場所のひとつ。Highwood Pass周辺はラーチが多く、秋になると山の色が一気に変わります。
Ptarmigan Cirqueでも黄色くなったラーチを見ることができるけれど、次はもっと長く、その景色の中を歩いてみたい。

Smutwood Peak

Smutwood Peakは、写真を見るたびに気になる山。Birdwood Lakesの向こうに岩峰が重なる、あの景色。
Kananaskisについて調べていると何度も目にするけれど、私はまだ自分では歩いていません。

写真で知っている景色と、実際にそこまで歩いて見た景色は、きっと違う。
長い一日になりそうだけど、いつか歩きたい山です。

Peter Lougheed Discovery Centre

カナナスキスの自然をもっと知る

カナナスキスを訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしいのがPeter Lougheed Discovery Centre(ピーター・ライード・ディスカバリーセンター)。ピーター・ライード州立公園内にあるビジターセンターで、この地域に生息する野生動物や豊かな自然について学ぶことができます。

ここが好きな理由は野生動物の剥製展示。剥製を見るのはやっぱりちょっとどきっとするけど、百聞は一見にしかず。自然について学べる体験型の展示や、映像を鑑賞できるシアターがあります。

大きな窓から草原を眺められるラウンジには暖炉もあり、ハイキングの合間にゆっくり過ごすのにもぴったり。運がよければ、春や秋には草原で餌を探すクマの姿が見られることもあるそうです。

基本情報

  • 場所:Peter Lougheed Provincial Park
       (Kananaskis Lakes Trail沿い)
  • 入館料:無料
  • 設備:自然展示、シアター、休憩ラウンジ、無料Wi-Fi、トイレ
  • 営業時間:季節によって異なります。公式サイトをご確認ください。

公式サイト:Alberta Parks – Peter Lougheed Discovery Centre

カナナスキスを歩く

ロッキーって実はいろんなエリアがまざってロッキーになってる。
全部含めてまるッとロッキー。だからこそ、魅力がいっぱい。

カナナスキスではいつもよりもっと山の奥の世界に触れられる、そんな気がします。

山を歩く前に|Safety Note

カナディアンロッキーの山岳環境は、天候や季節によって大きく変化します。出発前には、Alberta Parksの公式サイトでトレイルの状況、道路の閉鎖情報、野生動物に関する注意情報を確認してください。

 当サイトに掲載されている場所およびハイキングコースは、著者が調査したものであり、掲載時点では正確であると考えられています。著者は、ルート沿いで発生する不測の事態について一切責任を負いません。ハイキングや登山に伴うあらゆる危険を認識し、安全確保は自己責任であることをご理解ください。

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