ロッキーを歩く日は、だいたいいつも同じものをバックパックに入れます。
晴れていてもレインジャケット。
夏でも防寒着。
ベアスプレーはすぐ取れるところに。
日本で山を歩いていた頃と大きく変わったわけではないけれど、カナディアンロッキーで暮らして、山の仕事を始めて、少しずつ持ち物も変わってきました。
ルートや季節、その日の天気によって増えたり減ったりするけれど、これが今の私のいつものデイハイク装備です。
バックパック|mont-bell ZERO POINT CHACHA PACK 30L
日帰りでは20〜30Lくらいのバックパックを使います。
昔から使っているのは、mont-bell ZERO POINT CHACHA PACK 30L。やっぱり腰ベルトは日帰りでも欲しいです。
雨蓋が大きく動くので、荷物が増えたときにも対応しやすいです。

日帰りには少し大きめだけど、防寒着が増える日や、仕事で共用装備を持つ日はこのくらいあると楽です。
かなり長く使っていますが、結局バックパックは何より、自分の身体に合っているかが大事だなと感じます。
貴重品は、Arc’teryxのMantis Waist Packに入れて一緒に持っていくことが多いです。
ちょっと車から降りるときにも、そのまま持っていけるので便利。バックパックを背負っていても邪魔になりにくく、山でも街でもよく使っています。

荷物が少ない日や、気軽なショートハイクではMilletのKULA30を使っています。

レインジャケット|mont-bell Storm Cruiser
晴れていても基本的に入れています。今デイハイクでよく使うのは、mont-bellのStorm Cruiser。
軽くて小さくなるので、「今日は雨降らなそうだな」という日でも、とりあえずバックパックへ。
ロッキーは朝晴れていても、午後になると雲が出てきたり、風が強くなったりします。
雨を防ぐためだけじゃなく、風が冷たいときに一枚羽織れるのも便利。
以前はPatagoniaのRefugitive Jacketを10年近く使っていました。
かなり傷んできたので、今は次のシェルを探しているところです。
防寒着|Milletのダウン / Mountain Hardwear Monkey Fleece
夏でもどちらか一枚は持っていきます。
軽くしたい日はダウン。
行動中にも着そうならフリース。
寒そうな日は両方。
街では暖かくても、標高を上げると急に空気が冷たくなる。ロッキーは8月でも雪が降ることもあります。
ハイキングシューズ|KEEN NXIS EVO
デイハイクではKEENを履くことが多いです。もう何足目かわかりませんが、一足履き潰しては、またKEENを選んでいます。私の足にフィットしているのか、しばらくは他のメーカーを選ぼうとは思っていません。
ソールがしっかり硬くて、私の場合、他のメーカーの靴より足が痛くなりにくいです。
軽くて歩きやすいので、バンフ周辺のハイキングや、荷物がそれほど重くない日はだいたいこれ。

ハイキングと聞くと、踵まで固定されるハイカットシューズをお薦めされることもありますが、私は日帰りなら軽くて歩きやすいシューズを選んでいます。
一方で、岩が多いルートや荷物が重い日、足首の安定感がほしいときは、10年以上使っている登山靴MAMMUTのMAGIC GTX。

水|NALGENE 1L + Platypus
すぐ飲む水はNALGENEの1L。必要な量が多い日はPlatypusを追加します。
ナルゲンは何年使っているかわからないくらいずっと使っています。
丈夫だし、口が広くて洗いやすい。山でも普段でも結局よく使うもののひとつです。
カナディアンロッキーはとても乾燥しているため、日本で歩く時以上に積極的に水分補給が必要になります。
長く歩く日は、ザックを下ろさずに飲めるハイドレーションを使うこともあります。
行動食|そのとき食べたいもの
最近よく持っていくのはトレイルミックス。特にカナダではいつもバナナチップスを持って行ってパリパリ食べています。
ドライフルーツも食べやすくておすすめ。
カナダでは小さめのリンゴが売っているので、いつも持って行って丸齧りしています。
長い日はサンドイッチやおにぎりを持っていくこともあります。
山用だからと特別なものを選ぶより、疲れていてもちゃんと食べられるものを持っていくことが大事です。
ベアスプレー|すぐ取れる場所に
ここはベアカントリー。カナディアンロッキーを歩くとき、ベアスプレーはほぼ必ず持っていきます。
大事なのは、持っていることだけではなく、必要なときにすぐ使えること。
私はバックパックの中には入れず、すぐ手が届く位置に付けています。
短期旅行なら、バンフでレンタルできるお店もあります。

地図|AllTrails / Gaia GPS
ルートを見るときはAllTrailsやGaia GPSを使っています。
山では電波が入らない場所も多いので、必要な地図は事前にオフラインで見られるようにしておきます。
スマホをGPSとして使う日は、バッテリー残量も気にします。長いルートならモバイルバッテリーも。
便利だけど、スマホの充電がなくなったら地図も見られない、という状態が一番恐ろしいです。

ファーストエイドとエマージェンシー用品
日帰りでも最低限は持っています。
- ファーストエイドキット
- ヘッドライト
- ホイッスル
- ライター
- モバイルバッテリー
- 虫除けスプレー
- ハンドサニタイザー
ヘッドライトなんて、使わない日の方が圧倒的に多い。
それでも「日帰りだから絶対に明るいうちに帰れる」とは思わないようにしています。
帽子・サングラス・日焼け止め
晴れた日はほぼいつも。いや、晴れてなくても。
標高の高いロッキーでは日差しが強く、帽子、サングラス、日焼け止めはいつも持っています。
日差しは意外と体力を奪うので、長く歩く日は特にサングラスを忘れないようにしています。リップクリームも。
こういう小さいものほど、忘れた日に地味に困ります。
トレッキングポール
毎回ではありません。長い下りがある日や、足元が悪そうな日には持っていきます。
疲れてきたときの安定感もあるし、下りでは膝が少し楽。雪が残っている時期に使うこともあります。
季節によって追加するもの
春や秋なら、グローブとニット帽。
雪が残っているルートなら、状況によってチェーンスパイクなども。
ロッキーでは、同じ山でも6月と9月では全然違います。
最近はその日の天気予報だけじゃなく、ここ数日どんな天気だったかも見るようになりました。
雪が降ったのか。
雨が続いたのか。
急に気温が下がっていないか。
山を歩く仕事を始めてから、このあたりは以前より気にするようになったことのひとつです。
それぞれのパッキングリスト
日本で山を歩いていた頃から使っているものもあれば、ロッキーに来てから加わったものもあります。
場所が変わっても、結局大事なのはその日の山に合わせて何を持っていくか。
そして、自分に合った装備かどうか。
泊まりになる日は、ここにテント、寝袋、マット、調理道具などが増えます。

今日もたぶん、同じものをバックパックに入れて山へ行きます。


