はじめてのカナディアンロッキー|自分らしい山旅の見つけ方

カナディアンロッキーを歩いてみたい。
そう思って調べ始めると、Banff、Jasper、Yoho、Kananaskis……と、たくさんの地名やトレイルが出てきます。

有名な湖を見に行くのもいいし、山の上まで歩いてみるのもいい。
車を降りてすぐ見られる景色もあれば、自分の足で何時間か歩いた先で、ようやく出会える風景もあります。

……どんな景色を見たいんだろう?
そこからひとつずつ決めていけば、山旅のかたちは少しずつ見えてきます。

初めてカナディアンロッキーを歩いてみたいと思っている方へ。
自分らしい山旅を考えるための、最初の入口として使ってみてください。

Table of Contents

カナディアンロッキーでは、どんな山歩きができる?

ロッキーの魅力は、歩き方の幅がとても広いこと。
湖のほとりを歩くだけの日もあれば、森を抜け、森林限界を越え、山頂まで登る日もあります。
最初に「どの山を登るか」を決めるより、まずはどんな景色に出会いたいかを考えてみると、トレイルを選びやすくなります。

青い湖を見たい

カナディアンロッキーといえば、山々に囲まれた青い湖。
Lake LouiseやMoraine Lakeのような有名な湖だけでなく、山の中を歩いた先にひっそりと現れる湖もあります。
同じ青でも、場所や天気、光によって色は少しずつ違います。

どんな景色があるのか覗いてみてください。

静かな場所を歩きたい

有名な場所から少し離れるだけで、雰囲気はずいぶん変わります。
Banffだけでなく、KananaskisやYoho、Jasperまで目を向けると、選択肢はさらに広がります。

まずは、カナディアンロッキーにどんな場所があるのかを知るところから始めてもいいと思います。

その時期だけの景色を見たい

カナディアンロッキーの山は、季節によって大きく姿を変えます。
夏になっても高い場所に雪が残ることがあり、秋には短い期間だけ山が黄金色に変わります。
同じトレイルでも、6月と9月ではまったく違う風景になることもあります。

初めてのロッキー旅、まずはここから

Banff|初めて訪れるなら

初めて訪れるなら、Banffはとても歩きやすい拠点です。
町があり、公共交通も利用しやすく、Lake Louiseなどの有名な場所にもアクセスできます。
短いハイキングから一日しっかり歩くトレイルまで、選択肢も豊富です。

Kananaskis|もう少し山の中へ

BanffやCanmoreの近くにありながら、少し雰囲気が変わるKananaskis。
広い谷、岩山、湖、稜線。場所によってまったく違う風景があります。

私が初めてのロッキーで選ぶなら

もし少し山が好きで、「せっかくロッキーに来たなら、山を一日歩いてみたい」と思うならこの2つをおすすめします。
自分の足で登り、その先で景色に出会う。カナディアンロッキーの山歩きを、感じてみてください。

Big Beehive|Lake Louiseのその先へ

Lake Louiseは、カナディアンロッキーを代表する観光地のひとつ。
湖の前に立つだけでも十分きれいですが、そこから山へ向かって歩き始めると、景色は少しずつ変わっていきます。
Big Beehiveまで登ると、下にLake Louiseを見下ろし、その向こうにはロッキーの山々が広がります。
Lake Louiseという有名な観光地から歩き始めるのに、歩き終わるころには「今日はちゃんと山を歩いた」と感じられる。
そんなところが、このトレイルの好きなところです。

Ha Ling Peak|初めて山頂を目指すなら

Canmoreのすぐ近くにそびえるHa Ling Peak。
町からもよく見える山ですが、自分の足で上まで登ると、見える景色はまったく違います。
登りはしっかりあります。でも、その分、標高を上げていく感覚や、森を抜けた先に広がる山の風景、「山頂を目指す」という時間を味わえます。
山頂付近では風が強くなったり、天候が急に変わったりすることもあるので、無理をせず、自分のペースで。

何を持っていく?山の装備を整える

ロッキーでは、一日の中でも気温や天候が大きく変わることがあります。
晴れて暖かかったのに、標高を上げると急に寒くなることも珍しくありません。

レインウェア、防寒着、水、行動食など、街を歩く日より少し余裕を持って準備しています。
何を持っていくか迷ったら、実際にロッキーを歩くときに使っているものや、選ぶときに考えていることを別の記事にまとめています。

車がなくても歩ける?Roam Busを使ってみる

車があれば、行ける山やトレイルの選択肢は大きく広がります。
一方で、BanffやCanmore周辺には公共交通を使ってアクセスできる場所もあります。
Lake Louise周辺など、むしろシャトルや公共交通を利用することが前提になる場所もあります。

移動方法は「海外登山の基礎知識」でも紹介しています。

山を歩く前に知っておきたいこと

カナディアンロッキーでは、町や道路のすぐ近くから歩き始められるトレイルもたくさんあります。
でも、トレイルに入れば自然の中です。
晴れていた空が急に変わったり、気温が下がったり、野生動物と出会うこともあります。

天気やトレイルコンディション、野生動物、必要なパスなど、山に入る前に確認しておきたいことはほかにもあります。
初めてカナダで山を歩く方は、こちらもあわせてどうぞ。

自分の山旅をつくる

湖が好きな人もいれば、動物が好き、お花が好き、山頂に立ちたい、ただただ山に囲まれたい人もいる。
たくさん歩きたい日もあれば、湖のほとりで何もしない日があってもいい。

もし見てみたい景色、行ってみたい場所、なんだか惹かれるものが見つかったら。

そこからルートを調べ、歩ける距離、季節、アクセスを考え、必要なものを準備する。
少しずつ、自分だけの山旅ができていきます。

Kimamani Wonderには、私自身が歩いてきた山や、その途中で知ったことを残しています。
次にロッキーを歩くとき、この中のどこかひとつが旅のきっかけになればうれしいです。

山では無理をせず、少し余裕を残して。
それぞれの山旅が、いい時間になりますように。

山を歩く前に|Safety Note

カナディアンロッキーの山岳環境は、天候や季節によって大きく変化します。出発前には、Parks Canada、BC Parks、Alberta Parksの公式サイトでトレイルの状況、道路の閉鎖情報、野生動物に関する注意情報を確認してください。

 当サイトに掲載されている場所およびハイキングコースは、著者が調査したものであり、掲載時点では正確であると考えられています。著者は、ルート沿いで発生する不測の事態について一切責任を負いません。ハイキングや登山に伴うあらゆる危険を認識し、安全確保は自己責任であることをご理解ください。

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