バンフで過ごした時間ももう1年以上。
ワーホリ期間を終えた今、やりたいこと、やり残したことってなんだろうってよく考えます。
そのやりたいことリストの一つでもあったボランティア。
初めての海外ボランティアは緊張しながらも、嬉しい気づきがたくさんありました。
小さなきっかけから
「バンフで何かボランティアがしたい」そんな気持ちが芽生えたのはワーホリ10ヶ月目くらいの頃。
もう少しで終わってしまう寂しさと焦りばかりを口にしていたけど、少し何か恩返しがしたいという気持ちもあったのかもしれません。それにローカルのイベントに運営側として参加する。それはつまり、自分が観光客ではなく、住民になったんだって感じる瞬間です。
昨年は働きながらランナーを横目に見て過ごした「Banff Marathon」。この小さな山の町がにぎわうイベントです。
いつもは走る側として参加するマラソン大会。たくさんの人の応援にいつも感謝の気持ちでいっぱいになるイベントです。
何か役に立ちたい、そんな気持ちにこのボランティアはぴったりだと思いました。
ただやっぱり勇気がでない…そんな折、幸運にも友人のKanaさんが誘ってくれたのがきっかけでボランティアに参加することができました。

2025年はこちらに案内があり、ここから申し込みました。
担当時間やボランティア内容を自分で選択することができます。
その後は詳細についてメールが届きます。
グッズ売りのお手伝い


私の担当は、イベント会場でのグッズ売りのお手伝い。 英語もまだやっぱり不安だったけど、1年間Sales Assistantとして働いた経験が活かされる瞬間でした。
当日は朝受付で名前を伝えてチェックインをした後、Tシャツを受け取って担当の場所まで移動しました。そこで今日の仕事内容の説明を受けます。 お客さんの質問に答えたり、Tシャツやトレーナーなどを綺麗に畳んだり。
お客さんからの「Thank you!」はとても久しぶりで、なんだかとても心地よいものでした。(いつもは当たり前のように感じていたのに。)働くっていいなと、なんだかそんなふうに思いました。



ちなみにボランティアに参加するとランチやTシャツがもらえます!思い出にも嬉しい。
1年前の自分を思い出して
同時にふと1年前の自分では考えられない姿だと、そんなことも思いました。
カナダに来たばかりの頃は、英語もわからなくて、自信もなくて、街を横目で観るのが精一杯。
それがこんなふうにボランティアとして、誰かの役に立つことできるなんて。英語での説明もちゃんとわかるし(100%ではないですが)、お客さんにも自分から話しかけられる。スタッフ同士でも笑い合ったりして。やっぱりびっくり。
顔見知りの人もいたりして、「ああ自分はここで1年暮らしたんだな」と改めて実感しました。
1年前の自分ではきっとできなかった体験。カナダで過ごした1年は、ちゃんと自分を成長させてくれていました。
小さな一歩を
旅の中で、あるいは生活の中で 「ちょっと関わってみる」だけでも、見える景色は変わります。
地域のイベントに関わることは、観光とはまた違った形で その場所とつながるひとつの方法かもしれません。
「何か役に立ちたい」そんな思いで携わったボランティアで、 たくさんの嬉しいをもらえました。
小さな一歩だけど、一歩進んでみてよかった。
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