「せっかく1年カナダで暮らしたけど、まだ帰りたくない」
そんな気持ちになったのは私だけじゃないはず。
私は2025年にカナダでのワーキングホリデーを終えたあと、ビジターレコード(Visitor Record)を申請して滞在を延長しました。実際にビジター延長を申請したときの流れや、そのとき感じたことを少し書いてみようと思います。
なぜ延長しようと思ったのか?
私にとってワーホリで1番の目的は働くこと、ローカルの人と関わること、住民として生活することだったため、働ける間は少しだけでも長く働きたかったのです。観光でまた来ることはできても、また働くことは難しい。
私のビザの期限は5月、日本はこれから梅雨というあまり好きじゃない時期に入ります。
バンフの夏は自然も美しくて、「夏まで滞在したい」そんな気持ちが強くなりました。
「数ヶ月延長して、旅行や現地での生活を楽しもう」それが私の結論です。
ビジターレコード(Visitor Record)って何?
簡単にいうと、カナダの滞在許可になります。観光ビザとほぼ同じですが、カナダ国内から申請した場合に発行されるものです。そのため、就労や就学は基本的にできません。
そしてこれが1番簡単にワーホリ後のカナダ滞在延長をする方法になります。
通常の観光ビザ(6ヶ月)と違い、IRCCにオンラインで申請して、許可が出れば書面で「いつまで滞在できるか」が明記されます。こちらも最大6ヶ月といわれてますが、私は申請した6ヶ月ではなく、1年間の許可が下りました。
用意したもの・申請の流れ
私はIRCCのウェブサイトからオンライン申請を行い、申請から約2週間で許可が下りました。
延長申請書は一見作成がわかりにくいように見えますが、意外と簡単です。
- 延長申請書(IMM5708E)
- 有効なパスポートとビザ
- クレジットカード
- 銀行の残高証明(生活に困らない程度の額を証明)
- 残高証明
私の時は申請料が$100かかりました。
申請方法はGoogleで「ワーホリ ビジター延長 申請」などで検索すると分かりやすいサイトがたくさん出てきます。
1ヶ月前までに申請するように案内されているので早めに準備しましょう!ただし、申請中にワーホリビザが切れてしまっても不法滞在ではないので安心してください。
医療保険、事前に考えておけばよかった
医療保険・海外旅行保険についても、事前に考えておくと良さそうです。
ちなみにバンフでは無料でアルバータヘルスという州保険に入れるのですが、ビジターレコードでは延長できませんでした。働いていなくても就労許可のあるビザを持っていれば、加入可能だそうです。
私の場合は日本で加入していた保険を延長しました。アメリカやヨーロッパ圏への旅行もカバーしたかったのが理由です。
ただ、現地保険でも加入期間と旅行期間のバランスによってはカバーされるものもありますし、何より日本の保険は高額なので現地保険も検討すると良いと思います。
実際に延長してどうだった?
延長後は、友人たちとハイキングを楽しんだり、アメリカやヨーロッパにも短期旅行したりと、カナダ拠点での旅を存分に満喫できました。
ただやっぱり仕事ができないので、少しもどかしさはありました。
カナダでは2年目のワーホリも可能ですし、ワーホリ(ROビザ)もあります。職種が限定されてしまいますが、ワークビザという選択もあります。
ただ私は数ヶ月だけの滞在延長だったので、その間は存分自分時間を楽しむぞという目的でこの方法がやっぱりあっていたと思います。
延長してよかった
「もう少しだけカナダにいたい」
何するの?何のため?もったいないよ!と理解されないこともありますが、その気持ちに正直になってよかったと思っています。
こちらには1年以上旅行してるんだ、なんて人にもたくさん出会います。旅行だけでなく、語学勉強するのもいいし、趣味に没頭するのもいい、ここでしかできない経験もたくさんあります。時間はいくらあっても足りないくらい。
どんな選択も選ぶのには勇気がいるってそんな気がします。
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