カナナスキスの奥にある「ミストマウンテン」は、山の上で天然温泉に入れるちょっと特別なハイキング。
少しハードだけど、その先にある景色と温泉は、ちゃんとご褒美になってくれる。
バンフで育った友人に「おすすめの場所どこ?」、最初に返ってきた答えが「Mist Mountain」でした。
Mist Mountain ハイキング

- 難易度
中上級(山頂まで)/中級(温泉まで) - 体力度
★★★★☆(標高差約1,200m・ガレ場の登り有) - おすすめ度
★★★★☆ 標高2,000m超えの絶景天然温泉
温泉だけじゃない。
ガレ場を越えた先の360度パノラマは、一生モノ。
基本情報
- 場所
カナダ・アルバータ州
カナディアンロッキー、カナナスキス・カントリー - 標高
3,139m(登山口からの標高差は約1,200m) - 距離
温泉までなら往復6kmほど、山頂も行くと往復約11km - 所要時間
温泉まで約1.5〜2時間、山頂まで往復で4〜6時間 - ベストシーズン
7月〜9月(残雪が消えた夏〜初秋)
正直、最後の登りがしっかりキツいです。
でもその分達成感も。
アクセス・駐車場
- アクセス
Banff中心部から車で約1時間45分(Highway 40 経由) - 登山口
Mist Mountain Trailhead(Highway 40 沿い)
- 駐車場
登山口付近に路肩駐車(専用駐車場なし。週末は混雑しやすいので早めの到着がおすすめ) - トイレ
なし(事前に休憩施設などで済ませておくのが◎)
Google Mapはこちら
※ このエリアはカナナスキス・コンザベーション・パス(Kananaskis Conservation Pass)の対象です。
車1台につき有料で、オンラインまたはビジターセンターで購入可能。
登山レポ
- 登山日:2025年7月31日 ☀️
- 所要時間:7時間15分
トレイルヘッドへ到着
トレイルヘッドは看板もなく、ちょっとわかりにくいです。
私が着いた11時頃には車が8台ほど路駐されていて、登山口だとわかることができました。
このエリアは電波が入らないので、Google map等で行く場合はオフラインマップを使用する方が良さそうです。
前半は樹林帯
最初は樹林帯を登っていきます。ひたすら急登。この辺りの山にしてはめずらしく、少し湿った感じのところが多い気がしました。だからミストマウンテンなのかな。1時間ほど登ると景色がひらけてきます。

コルを超えたらガレ場をひたすら頂上へ
コルを超えると頂上方面と温泉方面の分岐があります。まずは頂上へ。
ここがかなりしんどい。道もわかりにくいので、GPSナビを見ながら進みました。

小ピークへ
歩きづらい岩場を登っていると気づけば手前のピークに到着。あと少し。尾根沿いの道は歩きやすく、景色も最高。

山頂へ
嬉しい。かっこいいし、景色も壮大。どうしておすすめしてくれたのか、わかった気がする。

ここからは1時間程でサクサク降りていきます。登ってきた道とは別の道です。大砂走りのような道なので、降るのは早い。ここを登るのは絶対嫌だ。。。反時計回りに登るのがおすすめです。
最後に天然温泉へ
分岐のあたりまで戻ってくるとそのまま温泉へ。最高でした♡
温泉は1グループくらいしか入れないので、普段は順番待ちが結構あるそう。
時間が17時頃と比較的遅めだったのが良かったのか、順番待ちもなく、存分に楽しめました。

ここからまた1時間ほど歩いて登山口まで下山しました。
帰り道、5頭のグリズリーと出会う
カナナスキスは動物がたくさん見られることで知られていますが、これまで何度も来ているのに一度も出会えなかったグリズリーに、この日の帰り道、5頭ものグリズリーを見ることができました。夜8時くらい、少し暗くなり始めた頃でした。とっても可愛い♡(車の中からだから安心)

装備メモ|私のパッキングリスト
私が実際に持って行った持ち物のリストです。
ミストマウンテンは急斜面と岩がゴロゴロした砂利道が続きます。
山頂を目指す場合はしっかりとした装備が必要です。
レインジャケットまたはウィンドブレーカー
山頂付近は木もなく、強風が吹くことも。また予想しない雨が降ることもよくあります。軽量でコンパクトな防水/撥水ジャケットがあると便利です。
水(1.5L)と軽食(ナッツやバー)
水は個人差がありますが、1〜2L程あると安心です。
私はトレイルミックスが食べやすくて好きなので、いつも携行しています。とってもおすすめ!
トレッキングポール
Mist Mountainの最後の急登はガレ場(=岩がゴロゴロしていて滑りやすい場所)なので、トレッキングポールがあると歩きやすいです。下りは特に膝の負担軽減になります。
日焼け対策グッズ|帽子とサングラス
真夏のカナディアンロッキーは晴れの日も多く、日照時間も長いため、強い日差しにさらされます。日差しにさらされることで体力も消耗するので、帽子やサングラスは使用しましょう!
ベアスプレー
人気のエリアがではありますが、クマはどこにでも現れる可能性があります。Canmoreに住む地元民の中には普段から携行する人もいるほど、クマと人の距離が近いエリアです。必ず携行するようにしましょう!
ベアスプレーは飛行機で持って来れないため、バンフやキャンモアのタウンでのレンタルがおすすめです。
水着とタオル
温泉に入るのであれば、水着を持っていきましょう。
着替える場所はないのでなんとか人目を避けながら着替える形になります。
気をつけたいこと
- 電波はほぼない
- 熊が出やすいエリア
- 天候が変わりやすい
- 冬は基本クローズ
山頂まで行くならしっかりした装備と体力が必要です。自分に合わせた計画を。
荒々しい山にある癒しを求めて
ちょっと温泉というより、野生の真ん中に訪れるようなもの。
その分景色も空気も全然違う。そんな山でした。