Ep3.|カナダに着いた日

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カナダに着いた日

いよいよ出発の日。旦那が車で空港まで送ってくれて、友人が見送りに来てくれました。ついに始まるのか。わくわく、というより不安。最後の食事は空港でおにぎり。だって最後にハンバーガーは食べなくていいもんね。美味しかった。

降り立ったのはバンクーバー空港。まずはワーホリビザを発行してもらわなければなりません。誰もが通る所謂ワーホリの最初のステップ。緊張でいっぱい。英語も頭の中で組み立てて、書類も「念のため」と思ってあれこれ用意しました。

「パスポート見せて。呼ばれるまで待っててね。」

・・・

「はいどうぞ。」

・・・以上。

お・・・!?終わった?できた?

とにかくすんなりビザがもらえた。拍子抜けするほど簡単で、一言くらい何か質問してよって言いたくなるくらい。書類も何もいらないの?まあ、ひとまず——第一関門、突破。

ほっとしたのも束の間。乗り継ぐはずの飛行機が欠航になってました。振り替えられた便は12時間後。おそるべしカナダ。
そんな時間にカルガリーに着いてもバンフ行きのバスなんて、もう出てない…。大きな荷物を持って、空港に泊まるなんてイヤだ。

慌てて英語で説明して、振り替えのお願いをします。言葉はつたなかったけど、なんとか伝わったみたいで、8時間後くらいの便に乗れることに。一安心。


最初にカナダで食べたのはA&W。なぜか旦那が大好きで、なぜか馴染みがあったから。ちょっとほっとします。

こんな写真まで残してるなんて、なんて自分らしいんだろう。
そして、その日のうちに——バンフに辿り着きました。

あの日、バスの窓から見ていた景色を、今でもなんとなく覚えている気がします。
だんだんと山が近づいてくる。そのとき初めて、

「ああ、ここがバンフなんだ」って、なんとなく思いながら、何も考えていなかったです。

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