いよいよ出発の日。まー太郎が車で空港まで送ってくれて、友人が見送りに来てくれました。ついに始まるのか。わくわく、というより不安。最後の食事は空港でおにぎり。だって最後にハンバーガーは食べなくていいもんね。美味しかった。
降り立ったのはバンクーバー空港。まずはワーホリビザを発行してもらわなければなりません。誰もが通る所謂ワーホリの最初のステップ。緊張でいっぱい。英語も頭の中で組み立てて、書類も「念のため」と思ってあれこれ用意しました。
ー「パスポート見せて。呼ばれるまで待っててね。」
・・・
ー「はいどうぞ。」
・・・以上。
お・・・!?終わった?できた?
とにかくすんなりビザがもらえました。拍子抜けするほど何事もなく、一言くらい何か質問してよって言いたくなるくらい。書類も何もいらないの?まあひとまず、第一関門突破です。
ほっとしたのも束の間、カルガリーまでの乗継便が欠航になってました。振り替えられた便は12時間後。最初からついてない。そんな時間にカルガリーに着いてもバンフ行きのバスなんて、もう出てない…大きな荷物を持って、空港に泊まるなんてイヤだ。
慌てて英語で説明して、振り替えをお願いしました。なんとか伝わったみたいで、8時間後くらいの便に乗れることに。これでたぶん大丈夫。
最初にカナダで食べたのは安心のA&W。なぜかまー太郎が大好きで、馴染みがあったから。ちょっとほっとしました。

そして、その日のうちに無事にバンフに辿り着きました。
あの日、バスの窓から見ていた景色を、今でもなんとなく覚えている気がします。
だんだんと山が近づいてきて、そのとき初めて、
「ここがバンフなんだ」って、なんとなく思いながら、何も考えていなかったです。
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